<クラゲール®>は生物親和性の高いポリビニルアルコール（（株）クラレのポバール）を原料にした微生物固定化担体です。表面から内部にわたって20μmほどの小さな穴が無数に開いていて、<クラゲール®>1個あたり約10億個もの細菌が棲むことができます。

そして、空気を送って<クラゲール®>自体を流動させて、内部の微生物に排水を処理させます。このように、<クラゲール®>にはたくさんの細菌が棲むことができるので、結果として排水処理能力を高め、設備をコンパクトにすることができます。

従来の生物処理槽の5分の1の省スペースで有機物の分解効率を上げることができるのです。

傾斜板を用いることにより沈降距離を短縮し、また汚泥の沈降ゾーンと間隙水の上昇ゾーンを分けることで、沈降速度の増大を図る装置です。活性汚泥や凝集沈殿の処理能力が上がり、省スペース化が可能になります。

• 水理学的に最も無駄がなく効率的な固液分離が行えます。
• 沈殿効率が高いため、通法と比較すると設置面積が1/10～1/5になります。
• 凝集反応槽の同架台上への取付けが容易にできます。
• PAC＋アニオン高分子凝集剤などを、付属する凝集反応槽で添加して、CODカット、脱色などの凝集沈殿が可能です。
• 独特な上澄水の流出トラフを採用し、スカムが発生しても容易に分離除去することができます。